おやなにかおちてる
[出版社]福音館書店こどものとも年少版 1992年10月号 [技法]鉛筆/水彩
「これ、なあに?」 小さな子どもたちは、地面に落ちている不思議なものを拾っては、大人たちに聞いています。なんだろう? 落とし物には必ず、落とした誰かがいます。落としたのは誰だろう?家を出て、海につくまで、いろんなものを拾って、落とした 誰かを探すお話しです。 文:たなかよしゆき

 

まるくなったまあるくなった
[出版社]福音館書店こどものとも年少版 1997年8月号 [技法]墨/油彩/色鉛筆
不思議です。この世にあるものは球体になることで落ち着くのかもしれません。水だって、どろだんごだって、あのかわいい猫だって。そういえば、お腹の中の赤ちゃんも、私たちの住んでいる地球も球体です。“まるくなった まあるくなった”と口ずさみ ながら読むと、読んでいる方まで、落ち着いてくるから不思議です。

 

はりがねハンガー
[出版社]福音館書店 こどものとも年少版 2002年5月号 [技法]写真/クレパス
洋服をかけておくための「はりがねハンガー」。少し力を入れてひっぱってみると、ぐねんとかたちが変わります。変わったかた ちを眺めていると、ぺんぎん、うさぎ、ぞう、少しクレパスで線を加えるだけで、いろんな動物が見えてきます。他にどんな動物 が見えてくるか探したくなる絵本です。

 

なつなつなつ
[出版社]福音館書店こどものとも年少版 2003年8月号 [技法]紙版画
「なつなつなつ・・・」と繰り返し言ってみると・・・・「つな」? 同じ言葉を繰り返し口ずさむと、全く違う意味の言葉に変わること に気づきます。「せみ」を繰りかえすと「みせ」に、「かい」をくりかえすと「いか」に。紙版画という手法で描かれた絵とともに、口ずさみながら楽しめる一冊です。