ゆきまくり
[出版社]福音館書店 かがくのとも 1985年2月号 [技法]油彩
から落ちた雪のかたまりが、新しく積もった雪だけを上手に巻いて転がってできる自然現象、それがゆきまくり。この作品では、ゆきまくりを中心に、雪ひも、雪ぼうし、雪えくぼなど、さまざまな雪の形を取り上げます。冬、雪に包まれた世界に現れる 不思議な自然現象を垣間見ることができます。

 

 

ふゆのあらし
[出版社]福音館書店 かがくのとも 1988年12月号 [技法]油彩/泡
冬の日本海、おだやかだった海は、せまりくる黒雲の動きに合わせて、たちどころに姿を変えます。うさぎの波から白馬の波へ。 大しけになった磯からは波の花が宙に舞います。佐渡島から定点観測の手法でとらえた冬の海、ふゆのあらしをまとめた一 冊です。

 

 

ゆきどけみず
出版社 福音館書店 かがくのとも 1991年3月号 [技法]パステル/色鉛筆/水彩
北アルプスの遅い春。氷着いた雪の割れ目から、雪解け水が噴水となって跳び上がります。このころ、山では、残雪がつくる 模様「雪形」が姿を現し、それを暦として、春の農作業が始まります。3000メートル級の山並みが作り出す大自然のカレンダー。 山の営みを知ることができます。

 

 

あしたのてんきは はれ?くもり?あめ?
[出版社]福音館書店 かがくのとも 1993年4月号 [技法]パステル/
色鉛筆/水彩
明日の天気をどのように知りますか?テレビやインターネットの天気予報もよいけれど、自分の五感を使って明日の天気を知 る方法があります。
それは、観天望気と呼ばれる漁師たちに伝わる経験則としての天気予報。ことわざのかたちで受け継がれ ている、さまざまな天気􏰀の測方法をまとめた絵本です。
監修:根本順吉

 

森をそだてる漁師の話
[出版社]福音館書店 たくさんのふしぎ 1996年3月号 技法 水彩/色鉛筆
江戸の昔から磯に影をおとす海辺の森のことを、魚付き林(うおつきりん)と呼んでいます。それは、日影の岸辺に魚達が集ま るからです。その森を失い、「えりもの砂漠」と化した浜を、漁師が半世紀をかけて再成し、魚を呼びもどした、実際にあった人 と自然のお話しです。

 

 

にゅうどうぐも
[出版社]福音館書店 かがくのとも 1996年7月号 [技法]油彩/切り絵
入道雲をみたことがありますか?入道雲が誕生してから消えるまで、わずか30分。晴れ渡った空に次々に湧き上がる雲の峰、 まもなく空が陰り、雷の音が鳴り響き、稲妻が走る。そして、何事もなかったかのように、また空た晴れわたり、きれいな虹が。 入道雲の一生を描いた一冊です。 監修:根本順吉

 

たいふう
[出版社]福音館書店 かがくのとも 1998年9月号 [技法]鉛筆/水彩
著者が台風に向かって取材を繰り返し、出来上がった一冊です。交通が寸断されるより前に、四国の室戸へ、九州の枕崎へ。 暴風雨の中、おおいかぶさってきた高波に愛用のカメラを失いながら、体で感じた風を、雨を、波を表現した一冊です。

 

 

海をこえてやってきた
[出版社]福音館書店 たくさんのふしぎ 1999年12月号 [技法]パステル/色鉛筆/水彩
身近なところに、海をこえてやってきた生きものたちがいることに気づいた著者は、どのような生きものが、どのような理由で日本にやってきたのかを探ります。それぞれの事情があってやってきた、様々な生きもの達。どれも私たちの生活と無縁ではありません。